去る12月30日、見事な冬晴れの中、小学生から中学生、また球遊友(きゅうゆう)を卒業したOBの先輩方まで、実に球遊友1期生から総勢116名ものメンバーが集結し、富士宮北高校をお借りして年末恒例の練習納めが行われました。同期生同士は懐かしい面々と話も弾みますが、近況報告も手短に済ませて練習納めに臨みました。
なぜなら、今回の練習納めは、大石大二郎氏を講師に迎え野球教室開催の運びとなりました。
大石大二郎氏は静岡市の出身、名門静岡商から東都大学野球一部所属で常勝亜細亜大学に進学。その後、ドラフト2位で近鉄バファローズに入団。近鉄バファローズでは内野手として活躍、輝かしい成績を残されました。
また、現役引退後はオリックスバファローズ監督、ソフトバンクホークスヘッドコーチ他を歴任、本年12月から社会人野球チーム「ジェイプロジェクト」の新監督に就任をされました。
現役時代の大石氏は4度の盗塁王に輝くほどの瞬足の持ち主、その教えは。ベースはどんな周り方をしたらよいか、リードを切るタイミングは、などなど、走塁のエキスパートから生きた情報を直々に教わる滅多にないチャンスをいただきました。
教室では技術はもちろんのこと、開始に際して、挨拶や礼儀礼節が野球人、人間として大切なこととの訓示がありました。また、技術指導では、大石さん自らが模範となり、息をはずませながら一生懸命指導をしてくださいました。その真摯な立ち振る舞いや真剣な眼差し、また発する言葉ひとつひとつにあたたかみやわらかみを感じました。
グランド内で時間をともにした選手、指導スタッフのみならず、父母の方々が目を見張り、耳を傾けたこの3時間の野球教室。決して、ひとときのイベント事に終わらせずに今後の野球技術の向上や人間関係の構築に繋げるなど価値のある時間になることを信じています。
そして練習納めの最後には、これまた恒例のラーメン屋台「味一番」の登場。
代表の宇佐美氏は、当日の球場入り寸前まで麺打ちをしてくださいました。
代表が麺を打ち、選手は白球を打撃つ。
これを食さねば球遊友の一年は締めくくれません。
練習終わりに現役生とOBが一緒にすする醤油ラーメンを味わいながら、これだけの人数が集まるこの場所とこのご縁に感謝したいと思います。
今年は富士市出身の野球選手が2人もプロ野球界にデビューします。
球遊友メンバーの中にも同じ夢、同じ目標を持って練習に励む少年達が数多くいます。今の時期は中学や高校に向かい、選択の帰路に立つ時期にも来ていますが、今日の野球教室での経験や日頃のトレーニングを寡黙に積んで、良い2017年のスタートを切って欲しいと思います。
父方からの御礼
お疲れ様です。
大石大二郎氏を迎えての野球教室を主催していただきありがとうございます。
野球に携わり、こんな経験をするとは夢にも思いませんでした。私にとって、今日、球遊友(きゅうゆう)さんが用意してくれたイベントは、とてつもなく凄いことです。
野球に携わることを頑張ってきて良かったです。
プロ野球だけが全てではないとは思いますが小中学校と野球をやり、今も草野球を続けている私にとって、今日年末の大石大二郎さんの野球教室は、まさしく夢のような出来事でした。
球遊友(きゅうゆう)スタッフの皆さん、寒い中、早朝より一日ありがとうございました。